2023年2月 リハビリテーション部 部内勉強会
[ 渡辺整形外科病院 ]
症例検討会:大腿骨頸部骨折術後、高次脳機能障害を有する症例のプログラム立案方法について
●項目
<目的>
臨床経験1年目から3年目の卒後教育、3年目以上のアウトプットによる知識定着、臨床技術向上
〈内容〉
1)開催回数:月2回(2月8日、2月15日)
2)時間:1回(50分)
3)1回目
・症例発表
・問題点、難渋している点の提示
・質疑応答
・各グループ内で問題点、難渋している点に対する意見交換
4)2回目
・各グループ内で前回の復習、質疑応答への答え確認、新たな意見・考察の集約
・白板への書き出し
・グループ内で作った問題点等についての提案発表
・3グループでのディスカッション
・プログラムの提案(実技:体幹トレーニング)
・まとめ、総括
●まとめ
今回、高次脳機能障害を有する右大腿骨頸部骨折(BHA 後方侵入)の症例に対して、どのような治療や介入を行ったかについて症例検討を行いました。1日目は3グループに分かれ、課題に挙がった運動意欲低下や転倒リスク要因に着目し、対策や評価方法について意見交換を行いました。2日目は各班で出た意見やアプローチ方法などを白板に書き出した後に、全体で課題点のディスカッションと実技による運動アプローチ提案を行いました。今回の症例発表を通じて、患者様のゴール設定には、リハビリテーション職以外にも他職種との情報共有や連携が必要であり、治療選択や介入方法について検討する点が多いことを学びました。今後も本勉強会で出た知識や考察、意見をさらに深め、臨床・治療に活かして行きたいと思います。