疾患情報
再生医療
PDF療法
PDF療法について
PDF-FD®療法は、PRP療法から派生した治療法であり、血液内の成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものの商品名・サービス名となります。
「PDF-FD」は、株式会社WaqooがPlasma Derived Factors Freeze dryという造語の頭文字から名付けられています。
当院では、再生医療に準ずる、PDF療法を行っております。
血小板には、血管が損傷したとき、固まって出血を止める働きがあります。また、種々の成長因子を放出する働きもあります 。
PDF療法には、血小板から放出される成長因子等の成分により、傷んだ組織の修復や関節炎の症状軽減を促進します。
当院では現在、変形性膝関節症に対してのみ行っております。
長所と短所
メリット
- ご自身の血液から抽出するため、感染症やアレルギー反応が起こりにくい
- 手術と比べて身体への負担が少なく、痕が残りにくい
- 実施後から、普段の生活に制限が少ない
- 通院だけで実施できる
デメリット
効果に個人差がある
効果が現れるまでの期間や効果が続く期間にも個人差があります
適応除外項目
下記の状態など、お体の状態によっては、PRP療法を実施できない場合があります。
- ・がんと診断を受けたことがある
- ・抗がん剤、生物学的製剤または免疫抑制剤を使用している
- ・患部に細菌感染を伴っている
- ・コントロール不良な糖尿病および高血圧症等を有する
- ・血液感染症を患っている（HIV・HBD・HCV・梅毒・HTLV‐1）
- ・血液検査の結果、血小板数の異常がある
治療費
PDF-FD®療法は新しい治療であり、公的保険適用ができない「自由診療」という枠組みのなかで行われています。
保険診療の場合、治療を受ける方の支払う費用は治療費の一部で済むのに対し、自由診療では全額自己負担となります。
当院では128,000円（税込）となります。
