疾患情報

膝関節疾患

変形性膝関節症 ・・・・ 中高年の膝の痛み

症状

初期症状 - 膝の違和感・曲げにくさ

朝起きてすぐや、歩き出そうとした際に、なんとなく膝のこわばりや、動かしにくさ、はっきりしない鈍い痛みを感じます。しかし、動き始めるとと自然と治ります。

 

中期症状 - 膝の腫れや熱感、変形の進行

しばらく休んでいたら治まっていた膝の痛みが、なかなか消えなくなり、正座や深くしゃがみこむ動作、階段の上り下りでの膝の痛みが強くなります。関節内部の炎症が進むため、膝に水がたまったり、ほてったように感じることもあります。軟骨のすり減りで、関節の変形が目立つようになります(O脚の進行)。

末期症状 - 日常生活への支障

関節軟骨がほとんどなくなり、骨同士が直接ぶつかるようになります。痛みが強くなり、日常生活にも支障が生じます。

原因・病態

加齢や筋肉量の低下などにより、関節のクッションである半月板の損傷がすすみ、軟骨への負担が増加し、痛みが生じる病気です。軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなり骨がぶつかるようになり、骨の変形をきたします。

また、関節をおおっている関節包内に炎症が起こり、黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になることがあります。

治療

まずは痛みを抑えるため、鎮痛剤やシップ、ヒアルロン酸の注射を用いつつ、リハビリでの筋力やバランス訓練を行います。

これらの保存療法でも症状が取れない場合は手術療法を考えます。初期のうちでしたら自分の骨を生かして行う骨切り術の適応ですし、関節の変形がすすんでいる場合は人工股関節手術の適応となります。

 

また、自由診療になりますが、当院ではPDF療法という自己の血液成分で炎症を抑える治療も行っております。

採用情報RECRUIT
pagetop